- 更新: 2009年1月21日 13:40
シーズン釣り場
船のメバル釣り人気が高いのは関西では瀬戸内。大阪湾全域、明石海峡周辺、鹿ノ瀬、家島諸島周辺、小豆島周辺などが主なフィールドだ。その時々でかわるが水深は10―50mと幅広く、人工魚礁や天然の魚礁、沈船などメバルの住みかとなる、海底に起伏多い場所がポイントとなる。また、潮流には敏感で潮の流れによって、食いがずいぶんとかわる。船釣りの場合は船長が、潮のちょうどよい場所を探して船を流すので、非常に移動の激しい釣りとなる。
タックル類
船釣りの中では非常にライトなタックルが中心となる。何よりもまずは違和感なく食わせることが重要なので、竿などはかなり胴調子、ラインもPE使用でごく細い番手を使うなど繊細さが要求される。反面、大型メバルともなると強烈な引きで軟竿がのされたり、細ハリスが切られるようなことも。
竿
とにかく食い込み重視で、関西ではこの釣りが始まった頃から長竿に人気がある。具体的にはサビキの場合、5m前後の磯竿を使用する人も多く、最近では4m以上の長さで専用ロッドも発売されている。磯竿の場合は1―2号を使用する人が多い。船でのメバル用ロッドは多様化しており、3―4m以上の長竿のほか、関東を中心としたライトな短竿も最近では使用する人が増えてきた。ただ、サビキの場合は仕かけが3―4mで針は6―10本と多いのでトラブルを避けるには長竿有利とされている。調子は胴調子で、オモリ30号を下げた時点で満月に曲がり込むような調子が好まれている。
リールリールは船用に各種発売されている小型両軸受けタイプが主流。元々、底を中心に釣り始めるので、以前はカウンターなしの小型リールを使用する人が多かった。しかし、最近では小型ながらカウンター搭載のリールが発売されてきたこともあり、カウンター付きリールを使用する人が増えている。あまり深場を探ることはなく、青物のような強引なやり取りは不要なので道糸はPEで1―2号。水深は50m以深で釣ることが少ないので100mも巻いておけば十分だ。竿、リールとも手持ちが基本なので軽さが重要視されている。
仕かけ
サビキ釣りの場合、エサを付ける必要がないことから針数の多い6―10本針が主流。長さは3―4.5mと幅広いが、移動時に仕かけが竿に絡みついたりするトラブルを防ぐには、慣れないうちは自分の使用する竿の長さに合った仕かけを選ぶとよい。ハリスは細めで0.6―08号、針は小アジ針などで5―7号が主流。ハリスの長さは食いの状況によってかえる人が多く、短くて15cm、長ければ40cmも。食いが渋いほど長めのハリスと言われている。オモリは30―40号で根掛かりが多い釣りなので予備は多めに持参すること。基本的にハリスの長さをかえるには仕かけそのものを交換することになるが、エダス用の小粒ビーズなどを利用することによって、状況に合わせる人もいる。<br/> サビキのギジは半透明(ケイムラ)や緑、赤などさまざまで、その地方、海の状況によって当たりカラーがあるので、数種類を持参したい。<br/> 最近ではメバル用のサビキ仕かけも、針、ハリスの号数、カラーなどの組み合わせが多彩になっている。いろいろと試してみて、アタリが多いパターンを探り出すのもこの釣りの楽しみだ。釣り方
基本は流し釣り。人工魚礁や天然魚礁の上を潮に乗せて流す。船長の合図で仕かけを入れたら、まずは底を取ってすぐに仕かけを浮かせる。この時船長から「魚礁の頂点で○m」「○mまでかけ上がります」「底から○m上げて待ってください」などと指示がある。これは魚礁などメバルのポイントの潮カミから船を流すので、投入時点はまだ魚礁などの手前だから。そこから起伏のあるポイントへ流すので、徐々に浅くなるのが普通だ。砂底ならオモリが底をたたけば巻き上げればよいが、メバルのポイントは起伏のある岩礁帯や人工魚礁。それではメバルのポイントに入る前に根掛かり多発で終わってしまう。<br/> メバルは基本的に起伏の頂点の潮カミに群れて浮いていることが多く、活性が高い時ほど群れが縦に長く浮く。そのために仕かけを流すタナがメバルの泳層とピッタリ合うと、サビキのアジ釣りよろしく一気に2尾、3尾と食いつくことがある。こうなればしめたものだが、食いが渋い時にはタナを幅広く探って食い気のあるメバルを探さないと釣果は伸びない。<br/> 基本的にサビキの場合はタナをキープせずに、少しずつ上へ上へ誘い上げる。場所によっては竿での上下だけで誘うが、ギジ針が違和感のある動きをしないように、竿は手持ちで船の揺れに任せず一定の位置をキープしたまま、ゆっくりとリールで巻き上げてくるのがよい。<br/> アタリは最初ゴソゴソ、そして竿が踊るような激しい引きにかわるが、ここで合わせてはダメ。そのまま竿でためながら、巻き上げると追い食いさせることができる。慣れた人ならメバルがサビキのどの位置に掛かったかを把握して、下針に掛かれば仕かけを少し沈め、上針に掛かれば少し上げて追い食いをさせるなどの技術も。メバルの引きは最初に大きく引くと一度おとなしくなり、掛かっているのかどうかも怪しくなるほど。もう一度強烈なアタリがくれば2尾目が掛かったと判断してよいだろう。ゆっくりと巻き上げに掛かると再び強烈な引きと重量感が手元に伝わるのがたまらない。


