- 更新: 2010年5月14日 10:54
シーズン
釣り場
ウタセマダイの釣り場は出船地でいうと鳥羽周辺に集中する。鳥羽、石鏡、国崎などがよく知られた基地である。釣り場としては水深30―60mラインで、季節によって各船宿の船長が判断して釣り場を決定する。船長によって毎日のように釣りに出かける場所は、ウタセエビを毎日のように撒いている場所、つまり飼い付け場となっているのだ。そんな場所がいくつかあって、潮の流れや状況を判断してポイントを決定する。
鳥羽以外では徳島・鳴門周辺も、古くからこのウタセエビを使っての「大名釣り」が盛んに行われている地域である。
タックル類
竿:先調子の竿の場合、カワハギ用の竿並みに硬めの竿を使い手持ちでしっかりと送り込んで釣り、掛け合わせるといった釣りが主体。そのため、穂先の感度が重要視される。また、分かりづらいという理由から長い竿は避け、2m前後の竿を使う人が多い。
逆に軟竿の場合は2mから4m前後までと、釣り人の好みで幅広い。胴調子の竿はオモリ負荷が30―50号を使用するが、同じ号数でも今流行のムーチングタイプが主流となっている。
リール&道糸
ウタセマダイの釣りはその時の状況により、竿下がポイントになったり、掛けた船から100m以上も流し込んだりと変化に富む釣りだ。真下での釣りの場合はあまり気にする必要はないが、流し込む際にはフロロカーボンラインが有効だ。理由はPEに比べて潮の影響を受けづらく、糸自体が沈むのでタナへ送り込みやすいからだ。また、フロロカーボンラインは伸びがあり、ハリスが短い胴突き仕かけでの釣りでも、ハリス切れを起こし辛いのがメリットだ。そのフロロカーボンラインは5号前後が標準。潮の速い時で100m以上も流すので中型電動リールに道糸は200mは巻いておきたい。
仕かけ:胴突きの3―5本針仕かけが主流。ハリスは1―2mと人により様々。ハリスの間隔はハリスの長さに応じて絡みなどのトラブルがない程度にあける。ハリスは4―6号でマダイだけなら4号で十分だが、メジロなど青物が回っている時には6号まで使用する。針はマダイ針の9、10号をメインにするが、最近ではウタセ専用マダイ針も発売されている。特徴的なのがオモリ。5号から80号までと非常に幅広い範囲のオモリを使用する。これは潮の流れによるもので、底を小突きながら底潮に乗せて流し込める重さを選ぶからだ。
釣り方
アタリはコツンとかココッと最初に小さい前アタリが出ることが多い。そのまま送り込んでやると一気にギューンと竿が舞い込む。最初のアタリを見逃すとエサを取られたり、突然竿を引ったくられるようなアタリになって魚に先手を取られてしまうので注意。1回のアタリで掛からなくても仕かけは上げずにもう少し送り込みを続けてみるとよい。
やり取りはハリスが短い分十分に注意してゆっくりと上げるとよい。


